“山水”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さんすい36.4%
さんすゐ36.4%
やまみづ18.2%
やまみず6.1%
ヤマミヅ3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“山水”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史40.0%
文学 > 英米文学 > 詩28.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
この男が自分の倪雲林げいうんりん山水さんすいぷく、すばらしい上出来なのを廷珸に託して売ってもらおうとしていた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
帳面を開けると、第一ページに林学博士のH君が「本邦ほんぽう山水さんすいに似たり」とふるってしまったあとである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
衣桁えかうには手拭が一すぢ風に吹かれて、まづ山水さんすゐふくが床の間にけられてあつた。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
わたしは梅道人ばいだうじん墨竹ぼくちくを見、黄大癡くわうたいち山水さんすゐを見、王叔明わうしゆくめい瀑布ばくふを見た。
支那の画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
船の中の狂亂は、一瞬毎にその旋回せんくわいを増して、山水やまみづに空廻りする水車のやうな勢ひ。
しづかなる一日ひとひむと山水やまみづのながるる谿に吾は来にけり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
きらきらする白い金盥かなだらいが四つほど並んでいる中へ、ニッケルのせんの口から流れる山水やまみずだか清水しみずだか、絶えずざあざあ落ちるので、金盥は四つが四つともいっぱいになっているばかりか
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「旦那様、笛吹川の土手も危ないそうでございます、山水やまみず剣呑けんのんでございます、水車小屋は浮き出しそうでございます、あらくの材木はあらかたツン流されてしまいました、今にも山水がドーッと出たら大変なことになりそうでございます、誰も今夜は、寝るものは一人もございません」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此の筆は 眉根つくろふ筆ならず。山水ヤマミヅかきて、に見する筆﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)