山水やまみづ)” の例文
船の中の狂亂は、一瞬毎にその旋回せんくわいを増して、山水やまみづに空廻りする水車のやうな勢ひ。
しづかなる一日ひとひむと山水やまみづのながるる谿に吾は来にけり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
わが母や學びまさねど山水やまみづのおのづからにし響きたまへり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
わが母や学びまさねど山水やまみづのおのづからにし響きたまへり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黒柿の蘇枋の絵箱山水やまみづのながらふる音はしろがねに
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
山水やまみづの音もきこえる。
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)