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山水
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やまみず
ふりがな文庫
“
山水
(
やまみず
)” の例文
秋子は見届けしからば御免と
山水
(
やまみず
)
と申す長者のもとへ一応の照会もなく引き取られしより俊雄は
瓦斯
(
がす
)
を離れた風船乗り天を仰いで吹っかける
冷酒
(
ひやざけ
)
五臓六腑へ浸み渡りたり
かくれんぼ
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
船の中の狂乱は、一瞬ごとにその旋回度を増して、
山水
(
やまみず
)
に空廻りする
水車
(
みずぐるま
)
のような勢い。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「上人のお心づけじゃ、そのあたりに、
山水
(
やまみず
)
の流るる
溝
(
みぞ
)
がある、気をつけてゆけよ」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
きらきらする白い
金盥
(
かなだらい
)
が四つほど並んでいる中へ、ニッケルの
栓
(
せん
)
の口から流れる
山水
(
やまみず
)
だか
清水
(
しみず
)
だか、絶えずざあざあ落ちるので、金盥は四つが四つともいっぱいになっているばかりか
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
山水
(
やまみず
)
も
剣呑
(
けんのん
)
でございます、水車小屋は浮き出しそうでございます、あらくの材木はあらかたツン流されてしまいました、今にも山水がドーッと出たら大変なことになりそうでございます、誰も今夜は
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“山水”で始まる語句
山水訣
山水明媚
山水天狗楽書