“清水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しみず37.8%
きよみず25.0%
しみづ18.0%
せいすい7.0%
きよみづ5.8%
しょうず2.9%
せいすゐ1.2%
ショウズ0.6%
しやうづ0.6%
せみど0.6%
ショーズ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
純粋無垢(むく)な鏡のごとき青年、澄徹(ちょうてつ)清水(しみず)のごとき学生! それは神武以来任侠の熱血をもって名ある関東男児のとうとき伝統である。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
私は毎日のように夕方になるとこの町に最後の別れをするために、清水(きよみず)辺りから阿弥陀(あみだ)ヶ峰(みね)へかけての東山(ひがしやま)の高見へ上っていました。
蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ (新字新仮名) / 河井寛次郎(著)
静かな山のかげの、苔(こけ)のついた石を伝つて流れる清水(しみづ)のやうに、わたしは澄んで音も立てずに暮してゐます、といふ意味である。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
頭の中に籠ツてゐた夜の温籠(ぬくもり)を、すツかり清水(せいすい)で冷(さ)まして了ツた、さて長火鉢(ながひばち)の前に坐(すは)ると、恰で生まれ變ツたやうな心地だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
立出三條の龜屋と云る旅籠屋(はたごや)に宿(やど)りしに當所は大坂と違ひ名所古跡も多く名にし負(お)ふ平安城(へいあんじやう)の地なれば賑しきこと大方成(なら)ず祇園(ぎをん)清水(きよみづ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
猫又谷を上りて清水(しょうず)岳に出るもよし、更に上流鐘釣(かねつり)温泉を経て、祖母谷(ばばだに)温泉に至り、祖母谷を遡り、支流中ノ谷を上りて清水岳に出るもよい。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
〔譯〕濁水(だくすゐ)も亦水なり、一澄(ちよう)すれば則ち清水(せいすゐ)となる。客氣(きやくき)も亦氣なり、一轉(てん)すれば則ち正氣(せいき)となる。客(きやく)を逐(お)ふの工夫は、只是れ己に克つなり、只是れ禮に復(かへ)るなり。
そこは大蓮華山が西方の一脚、清水(ショウズ)の尾根、二千五百何十メートルの一点だ。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
清水(しみづ)を清水(しやうづ)。——桂(かつら)清水(しやうづ)で手拭(てぬぐひ)ひろた、と唄(うた)ふ。山中(やまなか)の湯女(ゆな)の後朝(きぬ/″\)なまめかし。其(そ)の清水(しやうづ)まで客(きやく)を送(おく)りたるもののよし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
青柳のはらろ川門(かはと)に汝を待つと清水(せみど)は汲まず立所(たちど)平(なら)すも (同・三五四六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
其処の、此方から入ると入口に、清水(ショーズ)がある。大きなけやきや藤のからみついた古木のとりかこんだ一隅の地面から清水が湧き出して来る。其を広く石でかこった場所なのである。