“真清水”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞清水
読み方割合
ましみず60.0%
ましみづ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんな極悪といわれる人間にも、古井戸のようなもので、悪い水をみ尽せば、やがて底のほうから真清水ましみずが湧いてくる例を、幾たびも見ているからである。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恋ちょう真清水ましみずをくみ得てしばしは永久とこしえの天を夢むといえども、この夢はさめやすくさむれば、またそのさびしき行程みちにのぼらざるを得ず、かくて小暗おぐらき墓の門に達するまで
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
なれこそは岩もるあるじ見し人の行くへは知るや宿の真清水ましみづ
源氏物語:33 藤のうら葉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
真清水ましみづやいつも澄みたる。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)