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ましみず
ふりがな文庫
“ましみず”の漢字の書き方と例文
語句
割合
真清水
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真清水
(逆引き)
どんな極悪といわれる人間にも、古井戸のようなもので、悪い水を
汲
(
く
)
み尽せば、やがて底のほうから
真清水
(
ましみず
)
が湧いてくる例を、幾たびも見ているからである。
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恋ちょう
真清水
(
ましみず
)
をくみ得てしばしは
永久
(
とこしえ
)
の天を夢むといえども、この夢はさめやすくさむれば、またそのさびしき
行程
(
みち
)
にのぼらざるを得ず、かくて
小暗
(
おぐら
)
き墓の門に達するまで
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
ついに再び第二のオーシスに行きあうことなく、ただ
空
(
むな
)
しく地平線下に沈みうせぬるかの
真清水
(
ましみず
)
を
懐
(
おも
)
うのみ、げにしかり、しかしてわれ今、しいて自らこのオーシスに分かれんとす
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
腐敗しきった数百年の
濠水
(
ほりみず
)
の底にも、なお一脈の
真清水
(
ましみず
)
は
涸
(
か
)
れていなかった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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