“濠水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりみず83.3%
ほりみづ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、城内は相かわらずで、深更まで狭間はざま明々あかあか燈火ともしびが望まれ、どうかすると濠水ほりみずに、悠長な能管のうかんの音や小鼓こつづみの鳴りひびいていたりすることもありますが」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李俊りしゅん張横ちょうおう、張順、穆弘ぼくこうらも、濠水ほりみずに入って、敵塁てきるいに取りすがろうと企てたが、つぶて、乱箭らんせん、石砲などに会って寄りつけず、陸上の戴宗たいそう、白勝も唖然あぜんたるばかりで
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またたとへば濠水ほりみづふちにむれゐる蛙顏をのみ出して足とふとやかなるところをかくすごとく 二五—二七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)