“濠橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりばし80.0%
ごうきょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大手の松原前にかかると手綱たづなをとめ、介添かいぞえして鞍わきへ立つ。そして光秀が降りると、馬を部下にあずけ、自分は主人に添って、濠橋ほりばしへ歩いてゆく。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、疑っているらしく、夜半までなんの行動にも出て来なかったが、雨の小やみになった明けがた近く、突忽とっこつとして、一隊の兵馬が、濠橋ほりばしを渡って、洛外に逃げていった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、余りに、追迫されたので、彼が、城門の濠橋ごうきょうまで来てみるともう橋はあげてある。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)