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突忽
ふりがな文庫
“突忽”の読み方と例文
読み方
割合
とっこつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とっこつ
(逆引き)
さもなければ、以後の北条幕府下に、これだけの地盤を、
突忽
(
とっこつ
)
として、斬り取りしたり、他国から割り込んだりすることは出来ッこない。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
渓流と
翠巒
(
すいらん
)
の相
逼
(
せま
)
った
突忽
(
とっこつ
)
とした風景がどんなに私を喜ばせたか。そして盆踊の
雄大
(
おおし
)
さには私は肝さえ潰したのである。
温室の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこへ、一条の泡がスウッと立ち上っていったのだが、それが水面で砕けたと思えば、
突忽
(
とっこつ
)
として現われたのは何あろう、現在
眼
(
ま
)
のあたり見る
鬼蓮
(
おにばす
)
なのである。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
突忽(とっこつ)の例文をもっと
(13作品)
見る
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
忽
漢検準1級
部首:⼼
8画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突出
突飛
突如
突兀
突伏
突張
“突忽”のふりがなが多い著者
吉川英治
小栗虫太郎
国枝史郎