“とっこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突兀80.3%
突忽18.3%
突屼1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突兀とっこつたる岩などは誠に少なかったから割合に安楽でありましたけれども、何分雪の中ばかり一人で進んで行くのですからたまらない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
渓流と翠巒すいらんの相せまった突忽とっこつとした風景がどんなに私を喜ばせたか。そして盆踊の雄大おおしさには私は肝さえ潰したのである。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そういう地上に、また、突屼とっこつとして、あちこちに、宏大な浄土の荘厳をほこっている堂塔伽藍がらんの仏閣が散見できる。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)