“ほりみず”の漢字の書き方と例文
語句割合
濠水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
籠城となれば、飲料水に乏しく、濠水ほりみずはややもすれば干上ひあがります。事ある場合は、討って出るしかないお城でございます。——けれど野戦に勝目のない大軍の来襲をうけた場合は
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腐敗しきった数百年の濠水ほりみずの底にも、なお一脈の真清水ましみずれていなかった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の足もとの濠水ほりみずに、二、三発の銃弾が魚のはねたように水をあげた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)