“行程”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうてい28.6%
みちのり21.4%
かうてい21.4%
プロセス7.1%
つとめ7.1%
みち7.1%
ゆき7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり三ヶ月のうちに、火星の方が自分でこっちへ近づいてくれるから、それだけ新月号の方では行程こうてい短縮たんしゅくすることができるわけだった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
余与よと京水と同行どうかう十人小千谷をはなれて西の方●新保しんほ村●薮川新田やぶかはしんでんなどいふ村々を一宮いちのみやといふ村にいたる、山間やまあひ篆畦あぜみち曲節まがり/\こゝいた行程みちのり一里半ばかりなり。
兵營へいえいからすでに十ちか行程かうていと、息詰いきづまるやうにしするよる空氣くうきと、ねむたさと空腹くうふくとにされて、兵士達へいしたちつかれきつてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
像の不思議な後光に打衝ぶつかって、初老期の禁ぜられた性的願望が、如何なる症状に転化して行ったか——その行程プロセスが明瞭になる。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
既にもう一生の行程つとめを終つた爺さん婆さんの群ばかりで無く、随分種々さま/″\繁忙せはしい職業に従ふ人々まで、其を聴かうとして熱心に集ふのを見ても
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
恋ちょう真清水ましみずをくみ得てしばしは永久とこしえの天を夢むといえども、この夢はさめやすくさむれば、またそのさびしき行程みちにのぼらざるを得ず、かくて小暗おぐらき墓の門に達するまで
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
たま/\の旅行りよかうだし、靜岡しづをかまで行程ゆきして、都合つがふで、あれから久能くのう𢌞まはつて、龍華寺りうげじ——一方ひとかたならず、わたしのつたないさくおもつてくれた齋藤信策さいとうしんさくひと)さんのはかがある——其處そこ參詣さんけいして
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)