“息詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきづ66.7%
いきづま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをていた二人ふたり小学生しょうがくせいは、なんだか息詰いきづまるようながして、をみはりました。おとこは、大急おおいそぎで獲物えものかたぱしからころして、ふくろなかれていました。
すずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
えこそおよばね、なゆみぬ、ああ息詰いきづむと
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
兵營へいえいからすでに十ちか行程かうていと、息詰いきづまるやうにしするよる空氣くうきと、ねむたさと空腹くうふくとにされて、兵士達へいしたちつかれきつてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
懇意こんいわか青年せいねん心易立こゝろやすだてはな遠慮ゑんりよのない題目だいもくは、是迄これまで二人ふたりあひだ何度なんどとなく交換かうくわんされたにもかゝはらず、安井やすゐはこゝへて、息詰いきづまつたごとくにえた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)