“息張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いば92.3%
いきば7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
監獄にいた時どうだとか云うことを幾度いくども云って、息張いばるかと思えば、泣言を言っている。酒のにおいが胸の悪い程するのである。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
実は今になつて見ると、息張いばつて車に乗つて晩の見物に来た富豪が、心の内で現に場内の暖い席にゐる貧乏人を羨んでゐる。
防火栓 (新字旧仮名) / ゲオルヒ・ヒルシュフェルド(著)
それからその杖をたてに取って非常に力を入れ自分の身体を上へ上心あげごころにしてうんと息張いきばると幾分か上りましたから
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)