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『一兵卒と銃』
ふりがな文庫
『
一兵卒と銃
(
いっぺいそつとじゅう
)
』
霧の深い六月の夜だつた。丁度N原へ出張演習の途上のことで、長い四列縱隊を作つた我我のA歩兵聯隊はC街道を北へ北へと行進してゐた。 風はなかつた。空氣は水のやうに重く沈んでゐた。人家も、燈灯も、畑も、森も、川も、丘も、そして歩いてゐる我我の體 …
著者
南部修太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文藝倶樂部」1919(大正8)年12月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
直
(
なを
)
染
(
にぢ
)
直
(
ぢ
)
留
(
どま
)
銃
(
ぢう
)
下
(
さ
)
生
(
うま
)
心細
(
こころほそ
)
止
(
ど
)
負傷
(
ふしやう
)
咳
(
がい
)
上
(
うへ
)
水面
(
みづも
)
復
(
ふく
)
上
(
あ
)
毆
(
こは
)
失敗
(
しつぱい
)
前
(
まへ
)
分
(
ぷん
)
際
(
さい
)
哀
(
あは
)
通
(
とほ
)
大
(
おほ
)
厭
(
い
)
立
(
だ
)
祖母
(
そぼ
)
苦笑
(
くせう
)
女
(
をんな
)
間
(
あひだ
)
折
(
を
)
賞讃
(
しやうさん
)
頬
(
ほほ
)
平
(
たひら
)
急
(
きふ
)
訊
(
たづ
)
日前
(
かまへ
)
館
(
くわん
)
方
(
はう
)
最中
(
さいちう
)
今日
(
けふ
)
市
(
し
)
仕舞
(
しまひ
)
何
(
なに
)
留
(
とま
)
何時
(
なんじ
)
川岸
(
かはぎし
)
上
(
あが
)
指
(
ゆび
)
樣
(
ざま
)
堪
(
こら
)
毀
(
こは
)
平素
(
へいそ
)
全
(
まつた
)
溶
(
とか
)
行程
(
かうてい
)
起
(
おこ
)
想像
(
さうぞう
)
歩調
(
ほてう
)
水煙
(
みづけむり
)
分
(
ぶん
)
酒場
(
さかば
)
分前
(
ふんまへ
)
列
(
れつ
)
初
(
はじ
)
歩
(
ほ
)
覺
(
さ
)
割
(
わり
)
水面
(
すゐめん
)
體
(
たい
)
反響
(
はんきやう
)
祝福
(
しゆくふく
)
失
(
うしな
)
太陽
(
たいやう
)
銃
(
じう
)
途中
(
とちう
)
途上
(
とじやう
)
曲
(
まが
)
返
(
かへ
)
地上
(
ちじやう
)
時々
(
ときどき
)
場面
(
ばめん
)
處處
(
しよしよ
)
外
(
そと
)
聞
(
きこ
)
夜
(
よる
)
突然
(
とつぜん
)
行
(
い
)
夢中
(
むちう
)
武術
(
ぶじゆつ
)
續
(
つづ
)
大分
(
だいぶん
)
變
(
へん
)
可成
(
かな
)
年
(
ねん
)
精巧
(
せいかう
)
精神
(
せいしん
)
小川
(
をがは
)
小泉
(
こいづみ
)
息詰
(
いきづま
)
話
(
はな
)