“精神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころ41.7%
せいしん29.6%
たましい7.4%
こゝろ4.6%
たましひ3.7%
エスプリ2.8%
モラル1.9%
スピリット1.9%
うつつ0.9%
おおね0.9%
こころばえ0.9%
みたま0.9%
アアム0.9%
スピリツト0.9%
ソウル0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斯うして半町も行った頃、大きな建物の前へ出たが、もう其時は脚ばかりで無く、体も精神も疲れ果てて、歩こうにも足が出なかった。
人間製造 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
よくしてると、しかく平氣も、時々歡樂飽滿疲勞して、書齋のなかで精神める必要るのださうであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
が弟子に来た時分は釘一本他手にかけず、自分で夜延に削って、精神を入れて打ちなさったから百年経っても合口の放れッこは無かったが
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そして先生様の後姿をお見上げ申すとネ、精神鞏固して、を出た鳥とは、此のことであらうと飛び立つ様に思ひましたよ——
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
汝等は羽ある蟲のからず、這ふ蟲の未だ成り終らざるものに似たるに、汝等の精神何すれぞ高く浮び出づるや 一二七—一二九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
尠くとも一般からは却て短歌より発展して出来たものとされてゐる新短歌が却てその精神に於て俳句に近いといふことを注意してみたかつたまでである。
新短歌に就いて (新字旧仮名) / 中原中也(著)
彼の精神の骨骼は次のごとし。——朝、スリッパと海水浴とコーヒー。それから昼飯まで、スリッパと運動とお喋り。二時、スリッパと昼飯と酒。五時、海水浴とお茶と酒。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それをきっかけに一同いつの間にやら同じ上機嫌に解け合って、何物をも辞しない探検家の精神埃及尖塔みたいに高く天にしていると——義士の勢揃い宜しくなこの騒ぎに
北千住に今も有るんとか云う小間物屋の以前営業は寄席であったが、亭主が或る娼妓精神をぬかし、子まである本妻を虐待して死に至らしめた、その怨念が残ったのか
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
そしてまた、彼女の趣味も、その精神は、王朝時代のものであった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
若くて美しくて精神の優しい、花桐という遊君が、静かに立ち上がって舞い出したからである。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
上杉一藩にはお館をはじめとし、その精神をもって、武士道の本則とし、弓矢の大願となしていること、出陣のたびにする神前の誓いをもっても、と、分っているはずではないか
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吾人が明らかに知り得る一事あり、其は他ならず、現在の「生」は有限なること是れなり、然れども其の有限なるは人間の精神にあらず、人間の物質なり。
私は、先日あの青年たちが、我々の士官の一人に渡したという手紙の翻訳を読んで、彼らの聡明高尚な人格にどれだけ感心したか分からない。彼らの熱烈な精神は私の心を打った。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)