“せいしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
精神36.2%
星辰23.4%
成心7.4%
清心6.4%
誠心4.3%
清新3.2%
征清3.2%
精心3.2%
世臣2.1%
星晨2.1%
清津2.1%
正心1.1%
生新1.1%
盛心1.1%
精進1.1%
西晋1.1%
静心1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしあひはんした放縱はうじう日頃ひごろ自然しぜん精神せいしんにも肉體にくたいにも急激にはか休養きうやうあたへたのでかれ自分じぶんながら一はげつそりとおとろへたやうにもおもはれて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
一本の樹木、山の上の一片の雲の影、牧場の息吹いぶき、星辰せいしんの群がってる騒々しい夜の空……それらを見ても血が湧きたった……。
彼がしりぞけているのは狂言であり偏執であり成心せいしんであり盲従であって、求めているのは冷静な客観の自由であり、公平な立会人たる権利なのである。
狂言は黙阿弥もくあみの『小袖曽我薊色縫こそでそがあざみのいろぬい』で、小団次こだんじ清心せいしん粂三郎くめさぶろう十六夜いざよい三十郎さんじゅうろう大寺正兵衛おおでらしょうべえという評判の顔あわせ。
左樣さやうわたくしきみ確信くわくしんします、きみ我等われら同志どうしとして、永久えいきゆう秘密ひみつまもこと約束やくそくたまはゞ、誠心せいしんより三度みたびてんちかはれよ。
と思うと、すでに二ばん試合じあい合図あいずが、いきもつかずとうとうと鳴りわたって、清新せいしん緊張きんちょうと、まえにもまさる厳粛げんしゅくな空気を、そこにシーンとすみかえらせてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さてその頃は、征清せいしん出師すいしありし頃、折はあたかも予備後備に対する召集令の発表されし折なりし。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おろして漕寄こぎよせ見れば當時本店ほんてんにて日の出の番頭ばんとう吉兵衞なれば杢右衞門もくゑもん慇懃いんぎんに是は/\番頭樣にはなに御用ごようにて御いでなされしやと尋ければ吉兵衞こたへ御前方おまへがたも兼て知らるゝ如く此吉兵衞は是迄精心せいしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
約言すれば理においては、水戸皇家と最も関係を有し、情においては、毛利皇家と最も関係を有す。松陰が毛利氏の世臣せいしんたることは、彼の生涯において、浅からぬ感化あるを疑うべからず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
忽ち、空箱の机や日月星晨せいしんの幕をおろして、あと水洟みずばなをすすッている同業の先生達へ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大連から清津せいしんへ抜けて、あすこから浦塩うらじおへ抜けるみちがありますから……露西亜ロシア語ならお手のものでしょう……ハラショ……済みませんがそのベルをモウ一度押して下さい。いくつでもよろしい。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
然れども吾人、あに偏狭みづから甘んぜんや、凡そ道義を唱へ、正心せいしんを尊ぶもの、釈にも儒にもあれ、吾人いづくんぞ喜んで袂を連ねざらんや。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
酒のさかなに不向きなまぐろで辛抱しんぼうしてきたであろう江戸人……、肉のいたみやすいめじまぐろに飽きはてた江戸人が、目に生新せいしん青葉あおばを見て爽快そうかいとなり、なにがなと望むところへ
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
ほどこして必ずほうある者は、天地の定理ていりなり。仁人じんじんこれを述べてもっひとすすむ。ほどこしてほうのぞまざる者は、聖賢せいけん盛心せいしんなり。君子くんしこれそんして以てすくう」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ケダシ士君子しくんし万巻ばんかんヲ読破スルモマタすべかラク廟堂ニ登リ山川さんせんまじわり海内かいだい名流ニ結ブベシ。然ル後気局ききょく見解自然ニ濶大かつだいス、良友ノ琢磨たくまハ自然ニ精進せいしんス。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
西晋せいしん永嘉えいか五年、張栄ちょうえい高平こうへい巡邏主じゅんらしゅとなっていた時に、曹嶷そうぎという賊が乱を起して、近所の地方をあらし廻るので、張は各村の住民に命じて、一種の自警団を組織し
一番始めには現代青年の煩悶はんもんに対する諸家の解決とある。高柳君は急に読んで見る気になった。——第一は静心せいしん工夫くふうを積めと云う注意だ。積めとはどう積むのかちっともわからない。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)