“せいしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
精神36.1%
星辰24.1%
清心7.2%
成心6.0%
征清3.6%
清新3.6%
世臣2.4%
星晨2.4%
清津2.4%
精心2.4%
(他:8)9.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけ其頃そのころ御米およね觀察くわんさつして、體質たいしつ状態じやうたいやら、精神せいしん模樣もやうやら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
山田やまだは文章をつて立たうと精神せいしんわたし同断どうだんだ、わたしこのこゝろざしいだいたのは
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
いつでもあのはねへたうつくしいひとをたづねあぐむ、そのひるのうち精神せいしん疲労つかれないうちはいゝんだけれど
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼はその背後と周囲とに、無限の深さにおいて、権威、正理、判定せられたるもの、合法的良心、重罪公訴など、あらゆる星辰せいしんを持っていた。
一本の樹木、山の上の一片の雲の影、牧場の息吹いぶき、星辰せいしんの群がってる騒々しい夜の空……それらを見ても血が湧きたった……。
夜の大空の野にきらめくうねをつける星辰せいしん——眼に見えぬ野人の手に扱われる銀のすき——その平和を汝はもっている。
芝居しばゐを出てから一瞬間しゆんかんとても消失きえうせない清心せいしん十六夜いざよひ華美はでやかな姿すがた記憶きおく
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
十六夜いざよい清心せいしんが身をなげた時にも、源之丞げんのじょう鳥追姿とりおいすがたのおこよを見そめた時にも、あるいはまた、鋳掛屋いかけや松五郎が蝙蝠こうもりの飛びかう夏の夕ぐれに
大川の水 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
されば隣りでうたう歌の文句の「夢とおもひて清心せいしんは。」といい「頼むは弥陀のン誓ひ、南無阿弥陀仏々々々々々々。」というあたりの節廻しや三味線の手に至っては、江戸音曲中の仏教的思想の音楽的表現が
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
が、物語がひどく私達の常識からかけ離れているのと、それから場所、人に対する成心せいしんの故とで、おそらく誰にも信じてはもらえなかったであろう。
地図にない街 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)
彼がしりぞけているのは狂言であり偏執であり成心せいしんであり盲従であって、求めているのは冷静な客観の自由であり、公平な立会人たる権利なのである。
「なにきまりが悪いばかりじゃない。成心せいしんがあっちゃ、好い批評ができないというのが、あいつの主意なんだ。つまりお延の公平に得た第一印象を聞かして貰いたいというんだろう」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
われらが次をうてその運命をたどり来たれる敵も、味方も、かの消魂も、この怨恨えんこんも、しばし征清せいしん戦争の大渦に巻き込まれつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
さてその頃は、征清せいしん出師すいしありし頃、折はあたかも予備後備に対する召集令の発表されし折なりし。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と渠は、もと異様なる節を附し両手をりて躍りながら、数年来金沢市内三百余町に飴を売りつつ往来して、十万の人一般に、よくその面をみしられたるが、征清せいしんのことありしより、渠は活計たつきの趣向を変えつ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
天地てんちるとして清新せいしんたされてときはま寂寞じやくばくとしていつ人影じんえいなく
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
書生気質しよせいかたぎの有つた外に)其処そこ山田やまだ清新せいしんなる作物さくぶつ金港堂きんこうどう高尚こうせう製本せいほんで出たのだから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
——と思うと、すでに二ばん試合じあい合図あいずが、いきもつかずとうとうと鳴りわたって、清新せいしん緊張きんちょうと、まえにもまさる厳粛げんしゅくな空気を、そこにシーンとすみかえらせてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吉田松陰は、関原せきがはらの役において、西軍の殿将として、大坂を守り、徳川氏に向って弓をける、毛利家の世臣せいしんなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
松陰が毛利氏の世臣せいしんたることは、彼の生涯において、浅からぬ感化あるを疑うべからず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
菓子師大久保主水は徳川家の世臣せいしん大久保氏の支流である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
忽ち、空箱の机や日月星晨せいしんの幕をおろして、あと水洟みずばなをすすッている同業の先生達へ、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから、伝六、辰の両名が、河童かっぱおかへ上がったよりより以上に、日月星晨せいしんをいちじに失いでもしたかのごとくすっかり影が薄くなったのは当然なので、しょんぼりと小さくまくらもとにすわりながら、黙々、ぽつねんとうち沈んだままでした。
大連から清津せいしんへ抜けて、あすこから浦塩うらじおへ抜けるみちがありますから……露西亜ロシア語ならお手のものでしょう……ハラショ……済みませんがそのベルをモウ一度押して下さい。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
こいつに油と食糧を積込んで、友吉親子に操縦法を仕込みながら西は大連、営口から南は巨済島、巨文島、北は元山、清津せいしん豆満江とまんこうから、露領沿海州に到るまで要所要所を視察してまわること半年余り……いかな太っ腹の佐々木知事も内心大いに心配していたというが、それはその筈だ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
商人はふところにありてあたゝまりのさめざる焼飯の大なるを二ツ食し、雪にのどうるほして精心せいしんすこやかになり前にすゝんで雪をこぎけり。
商人はふところにありてあたゝまりのさめざる焼飯の大なるを二ツ食し、雪にのどうるほして精心せいしんすこやかになり前にすゝんで雪をこぎけり。
そなたの器量ちから神界しんかいなにもかも御存ごぞんじじゃ。そなたはただ誠心せいしん誠意せいいひとかみとの仲介なかだちをすればそれでよい。
左樣さやうわたくしきみ確信くわくしんします、きみ我等われら同志どうしとして、永久えいきゆう秘密ひみつまもこと約束やくそくたまはゞ、誠心せいしんより三度みたびてんちかはれよ。』
然れども吾人、あに偏狭みづから甘んぜんや、凡そ道義を唱へ、正心せいしんを尊ぶもの、釈にも儒にもあれ、吾人いづくんぞ喜んで袂を連ねざらんや。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
冬から春にかけて、しびまぐろに飽きはてた江戸人、酒のさかなに不向きなまぐろで辛抱しんぼうしてきたであろう江戸人……、肉のいたみやすいめじまぐろに飽きはてた江戸人が、目に生新せいしん青葉あおばを見て爽快そうかいとなり
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
ほどこして必ずほうある者は、天地の定理ていりなり。仁人じんじんこれを述べてもっひとすすむ。ほどこしてほうのぞまざる者は、聖賢せいけん盛心せいしんなり。君子くんしこれそんして以てすくう」。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
然ル後気局ききょく見解自然ニ濶大かつだいス、良友ノ琢磨たくまハ自然ニ精進せいしんス。しからザレバ鳥啼ちょうてい虫吟ちゅうぎん沾沾ちょうちょうトシテみずかラ喜ビ佳処かしょアリトイヘドモ辺幅へんぷく固已もとヨリ狭シ。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
西晋せいしん永嘉えいか五年、張栄ちょうえい高平こうへい巡邏主じゅんらしゅとなっていた時に、曹嶷そうぎという賊が乱を起して、近所の地方をあらし廻るので、張は各村の住民に命じて、一種の自警団を組織し、各所に堡塁ほうるいを築いてみずから守らせた。
——第一は静心せいしん工夫くふうを積めと云う注意だ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)