“せいしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
精神35.4%
星辰25.3%
清心7.6%
成心6.3%
征清3.8%
清新3.8%
世臣2.5%
星晨2.5%
清津2.5%
誠心2.5%
(他:6)7.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまさかきた精神せいしんものあればかへつ木偶でくのあしらひせらるゝ事沙汰さたかぎりなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
ちやうけだとほみちではないが、身體からだ精神せいしんともいたつかれてたからで。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
創造の木の下にひれ伏し星辰せいしんに満ちたその広大なる枝葉をうち眺めることのみに、止まらないようにしようではないか。
天象てんしやうの觀測者は星辰せいしん樞軸すうぢくを求めて、ヘルクレス、ハルキュオオネを見出し又もろ/\の星宿が、
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
芝居しばゐを出てから一瞬間しゆんかんとても消失きえうせない清心せいしん十六夜いざよひ華美はでやかな姿すがた記憶きおく
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
阿久の三味線で何某が落人おちうどを語り、阿久は清心せいしんを語った。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
が、物語がひどく私達の常識からかけ離れているのと、それから場所、人に対する成心せいしんの故とで、おそらく誰にも信じてはもらえなかったであろう。
地図にない街 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)
彼がしりぞけているのは狂言であり偏執であり成心せいしんであり盲従であって、求めているのは冷静な客観の自由であり、公平な立会人たる権利なのである。
さてその頃は、征清せいしん出師すいしありし頃、折はあたかも予備後備に対する召集令の発表されし折なりし。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
われらが次をうてその運命をたどり来たれる敵も、味方も、かの消魂も、この怨恨えんこんも、しばし征清せいしん戦争の大渦に巻き込まれつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
天地てんちるとして清新せいしんたされてときはま寂寞じやくばくとしていつ人影じんえいなく
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
書生気質しよせいかたぎの有つた外に)其処そこ山田やまだ清新せいしんなる作物さくぶつ金港堂きんこうどう高尚こうせう製本せいほんで出たのだから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
吉田松陰は、関原せきがはらの役において、西軍の殿将として、大坂を守り、徳川氏に向って弓をける、毛利家の世臣せいしんなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
松陰が毛利氏の世臣せいしんたることは、彼の生涯において、浅からぬ感化あるを疑うべからず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
忽ち、空箱の机や日月星晨せいしんの幕をおろして、あと水洟みずばなをすすッている同業の先生達へ、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから、伝六、辰の両名が、河童かっぱおかへ上がったよりより以上に、日月星晨せいしんをいちじに失いでもしたかのごとくすっかり影が薄くなったのは当然なので、しょんぼりと小さくまくらもとにすわりながら、黙々、ぽつねんとうち沈んだままでした。
大連から清津せいしんへ抜けて、あすこから浦塩うらじおへ抜けるみちがありますから……露西亜ロシア語ならお手のものでしょう……ハラショ……済みませんがそのベルをモウ一度押して下さい。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
こいつに油と食糧を積込んで、友吉親子に操縦法を仕込みながら西は大連、営口から南は巨済島、巨文島、北は元山、清津せいしん豆満江とまんこうから、露領沿海州に到るまで要所要所を視察してまわること半年余り……いかな太っ腹の佐々木知事も内心大いに心配していたというが、それはその筈だ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そなたの器量ちから神界しんかいなにもかも御存ごぞんじじゃ。そなたはただ誠心せいしん誠意せいいひとかみとの仲介なかだちをすればそれでよい。
左樣さやうわたくしきみ確信くわくしんします、きみ我等われら同志どうしとして、永久えいきゆう秘密ひみつまもこと約束やくそくたまはゞ、誠心せいしんより三度みたびてんちかはれよ。』
然れども吾人、あに偏狭みづから甘んぜんや、凡そ道義を唱へ、正心せいしんを尊ぶもの、釈にも儒にもあれ、吾人いづくんぞ喜んで袂を連ねざらんや。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
冬から春にかけて、しびまぐろに飽きはてた江戸人、酒のさかなに不向きなまぐろで辛抱しんぼうしてきたであろう江戸人……、肉のいたみやすいめじまぐろに飽きはてた江戸人が、目に生新せいしん青葉あおばを見て爽快そうかいとなり
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
ほどこして必ずほうある者は、天地の定理ていりなり。仁人じんじんこれを述べてもっひとすすむ。ほどこしてほうのぞまざる者は、聖賢せいけん盛心せいしんなり。君子くんしこれそんして以てすくう」。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
然ル後気局ききょく見解自然ニ濶大かつだいス、良友ノ琢磨たくまハ自然ニ精進せいしんス。しからザレバ鳥啼ちょうてい虫吟ちゅうぎん沾沾ちょうちょうトシテみずかラ喜ビ佳処かしょアリトイヘドモ辺幅へんぷく固已もとヨリ狭シ。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
西晋せいしん永嘉えいか五年、張栄ちょうえい高平こうへい巡邏主じゅんらしゅとなっていた時に、曹嶷そうぎという賊が乱を起して、近所の地方をあらし廻るので、張は各村の住民に命じて、一種の自警団を組織し、各所に堡塁ほうるいを築いてみずから守らせた。
——第一は静心せいしん工夫くふうを積めと云う注意だ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)