“清心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいしん85.7%
キヨキココロ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿久の三味線で何某が落人おちうどを語り、阿久は清心せいしんを語った。銘々の隠芸かくしげいも出て十一時まで大騒ぎに騒いだ。時は明治四十三年六月九日。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
狂言は黙阿弥もくあみの『小袖曽我薊色縫こそでそがあざみのいろぬい』で、小団次こだんじ清心せいしん粂三郎くめさぶろう十六夜いざよい三十郎さんじゅうろう大寺正兵衛おおでらしょうべえという評判の顔あわせ。
我心清明故アガココロアカキユヱニ」(古事記・上巻)、「有清心キヨキココロ」(書紀神代巻)、「浄伎明心乎持弖キヨキアカキココロヲモチテ」(続紀・巻十)等の例を見れば、心あかし、心きよし、あかき心、きよき心は
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)