“三十郎”の読み方と例文
読み方割合
さんじゅうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狂言は黙阿弥もくあみの『小袖曽我薊色縫こそでそがあざみのいろぬい』で、小団次こだんじ清心せいしん粂三郎くめさぶろう十六夜いざよい三十郎さんじゅうろう大寺正兵衛おおでらしょうべえという評判の顔あわせ。
即日、梁川主馬の息三十郎さんじゅうろうは、仇討御許を得て南部八郎太の跡を追う。一方目付役は、光政の名をもって
だだら団兵衛 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
与次郎の如きは篤実なる所より可笑味おかしみの出る者にて、この役にて名を留めたる坂東寿太郎じゅたろうや二代目三十郎さんじゅうろうは知らず、誰がしてもはしりもとや冗口むだぐち己気おのがきを入れて、与次郎らしき者は近来絶無の姿。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)