“三郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さぶろう78.9%
さぶらう5.3%
サブ5.3%
さんでえ5.3%
さぶ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくたちだって、そのかわり、くりや、どんぐりを、ひろうことができないのだから、おんなじこった。」と、三郎さぶろうさんはおもいました。
おかめどんぐり (新字新仮名) / 小川未明(著)
とうさんのうちではよく三郎さぶらううはさをします。三郎さぶらう木曾きそはうはなしもよくます。あの木曾きそやまなかとうさんのうまれたところなんですから。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「——しかし、三郎サブ公、どう考えても掏摸テぼろいな。人の靴のドロとっても一円にしかなれへんけど、掏摸はまるどりやさかいな」
夜光虫 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
母よ 三郎さんでえはおめざが欲しい
母はとほい (新字旧仮名) / 仲村渠(著)
三郎さぶちやんだな、と多吉はすぐに悟つた。あの声は三郎に違ひない、と彼は再び頭の中で考へたが、返事はしなかつた。すると
邂逅 (新字旧仮名) / 北条民雄(著)