“サブ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さぶ
語句割合
三郎20.0%
補欠20.0%
三婦20.0%
地下鉄20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——しかし、三郎サブ公、どう考えても掏摸テぼろいな。人の靴のドロとっても一円にしかなれへんけど、掏摸はまるどりやさかいな」
夜光虫 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「なア、三郎サブ公、掏摸テ豪勢なもんやなア」
夜光虫 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「ハハア、それがウインクてんだな。新式の——」と補欠サブの佐藤が、にくらしく、お節介せっかいな口を出すと、皆がどッとふきだしました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
「行って見ようや」とぼくは村川をさそい、KOの二番の柴山しばやま補欠サブの河堀とも一緒いっしょになって、デッキを降り、食堂に入って行きますと、映画は始まっていて
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
九郎兵衛は固より、一寸イツスン徳兵衛・釣舟三婦サブ・徳兵衛女房お辰に到るまで、皆江戸型として、一通りありさうな人物であり、又さうした解釈によつて演出せられて来た。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
セントラルまで地下鉄サブで駆けつけるような、みじめな白カラー組(下級サラリーマンのこと)に堕落いたしましょうとも、この結婚だけは、あきらめることはできません
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
山の鴨群アヂムラ騒ぎ行くなれど、我はサブしゑ。君にしあらねば(同——万葉巻四)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)