“チューブ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
房髪55.6%
地下鉄22.2%
空洞11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最前列には、口髭と房髪チューブをたくはへて、頤を剃りたてた、頸の太い貴族や普通なみの百姓たちが、ずらりと立ち並んでゐた。
わたし共からのお土産スーベニアとして面白い事実を聴かせてあげませう。この地下鉄チューブのトンネルの中には冬でも蚊がいるんですぜ。トンネルの中は暖かいから。
英国メーデーの記 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
それで厚さ二インチか三インチの熔岩の殻だけが残って、内部は空洞チューブになる。チューブとはいうが、立って悠々と歩けるくらいのものが珍しくなく、もっと大きいものもある。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
長いピカピカの円筒の中から、細い真黒なチューブが徐々に出て来て、床を下から突き刺した。それはまるで、蚊が血を吸うときに、人間の身体にくちばしを刺しこんだような恰好だった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)