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嘴
ふりがな文庫
“嘴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くちばし
80.7%
はし
11.8%
くち
6.3%
くちば
0.3%
し
0.3%
せ
0.3%
つま
0.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちばし
(逆引き)
それは
鵜
(
う
)
であった。長い
嘴
(
くちばし
)
の上の方の黄ろい古怪な形をした水禽は、境内の左側になった池にでも棲んでいるのか人に恐れなかった。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
嘴(くちばし)の例文をもっと
(50作品+)
見る
はし
(逆引き)
と鸚鵡のかたへ首さしいだしていうに、姉君憎むちょう鳥は、まがりたる
嘴
(
はし
)
を開きて、「さならずや、さならずや」と繰り返しぬ。
文づかい
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
嘴(はし)の例文をもっと
(39作品)
見る
くち
(逆引き)
そこいらの墓では、まだ火の
点
(
とも
)
れた、
蝋燭
(
ろうそく
)
を、
真黒
(
まっくろ
)
な
嘴
(
くち
)
で
啣
(
くわ
)
えて風のように飛ぶと、中途で、青い煙になって消えたんですのに。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嘴(くち)の例文をもっと
(21作品)
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▼ すべて表示
くちば
(逆引き)
嘴
(
くちば
)
しを
容
(
い
)
れたいにも、更にその
間隙
(
すきま
)
が見附からない。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
嘴(くちば)の例文をもっと
(1作品)
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し
(逆引き)
しばらくありて、右の小鳥は
嘴
(
し
)
辺および
咽
(
いん
)
部に爪牙の跡を得、血を垂れ、来たりて小生に向かい哀を請うがごとし。
妖怪報告
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
嘴(し)の例文をもっと
(1作品)
見る
せ
(逆引き)
いまでも雀の
嘴
(
せ
)
のあたりの黒いのはこのとき墨の
容物
(
いれもの
)
を投げた、墨が垂れてついたもので、羽にぽつ/\と、黒い斑点のあるのは、墨の散つてついたのだといふことです。
小熊秀雄全集-14:童話集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
嘴(せ)の例文をもっと
(1作品)
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つま
(逆引き)
雀は、しばらくためらって後、大きなかけらを素早く
嘴
(
つま
)
んで、煙突の向うへ飛び去りました。が、じき一羽の友を伴れて、戻って来ました。友はまた友を伴れて来ました。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
嘴(つま)の例文をもっと
(1作品)
見る
“嘴(くちばし)”の解説
くちばし(嘴、喙、觜)とは、鳥類他の採食器官で、上下の顎が突出し、口周辺がひと繋がりの角質の板によって硬くなったもの。頭部の他の部分から滑らかに続くものもあるが、鳥類ではその間に区別がある。唇のような柔軟性がないが、硬いために突くなどする際には効果が大きい。一般には鳥のそれを指す。
(出典:Wikipedia)
嘴
漢検1級
部首:⼝
15画
“嘴”の関連語
喙
觜
“嘴”を含む語句
乳嘴
長嘴
親嘴
鴨嘴
白嘴鴉
鶴嘴
口嘴
砂嘴
嘴太
山嘴
一嘴
黄嘴紙
石塘嘴
硬嘴
肉嘴
船嘴
蝋嘴
鷹嘴
陸嘴
鳥嘴
...
“嘴”のふりがなが多い著者
泉鏡花
北原白秋
泉鏡太郎
吉川英治
中島敦
中里介山
谷崎潤一郎
黒島伝治
夏目漱石
柳田国男