“くちばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クチバシ
語句割合
嘴75.6%
喙15.0%
口嘴3.4%
口走2.5%
啄1.1%
吻0.8%
口喙0.6%
觜0.6%
口觜0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと同時に、林の中は俄(には)かにばさばさ羽の音がしたり、嘴(くちばし)のカチカチ鳴る音、低くごろごろつぶやく音などで、一杯になりました。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
こういう問題に対して自分は到底喙(くちばし)を容れる資格のないものであるが、ただ手近な貧しい材料だけについて少しばかり考えてみる。
短歌の詩形 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
井戸端に遊んでいた鶩(あひる)が四羽ばかり口嘴(くちばし)を揃(そろ)えて、私の方へ「ぐわアぐわア」と鳴いて来ました。忌々しいものです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おお、これはたしかに、今大問題になっているBB火薬だ! これはたいへんだぞ」と、思わず、口走(くちばし)った。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これは大悟を雛に譬(たと)へ、一羽の雛の生まれる為には卵の中の雛の啄(くちばし)と卵の外の親鳥の啄と同時に殻を破らなければならぬと言ふことを教へたものであります。
文芸鑑賞講座 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
親仁(おやじ)の面(つら)は朱を灌(そそ)いで、その吻(くちばし)は蛸(たこ)のごとく、魚の鰭(ひれ)は萌黄(もえぎ)に光った。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
青い口喙(くちばし)でヒイ/\云うな、引込んでろい
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
主人怪(あや)しみ人をして是を捕(とら)へしめしに、全身(ぜんしん)は烏(からす)にして白く、觜(くちばし)眼(まなこ)足(あし)は赤き烏(からす)の雛(ひな)なり、人々奇(き)として集(あつま)り観(み)る。
黄なる口觜(くちばし)脚蹴爪(あしけづめ)
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)