“灌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そそ71.1%
そゝ22.9%
すゝ1.2%
あび1.2%
あら1.2%
1.2%
そゝぐ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今朝、朝食後、大灌奠式ローヤル・カヴァを見る。王位を象徴する古い石塊にカヴァ酒をそそぐのだ。此の島に於てさえ半ば忘れられた楔形くさびがた文字的典礼。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
わが潔白なる心、敬愛の情は、一言の奬勵、一顧の恩惠を以て雨露となしゝに、人々は却りて毒水をそゝぎてこれを槁枯かうこせしめしなり。
さあ/\御緩ごゆつく御拜おをがみをなさりまし、おまをしますとも、てまへは。……貴下あなたをおすゝぎなさるなんのと、加減かげん水惡戲みづいたづらをなさつて、たもと引摺ひきずると不可いけません。さあ、そでちませう。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小童こわつぱの絹の紐もて飾りてき往きしに、經を聽かせ水をあびせられぬれば、今年中はいかなる惡魔の障碍をも免るゝならん。
四月八日の祭の日に木馬をあらい奉るより外の用には用いざる水であったという(蕉雨雑筆)。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「これにける湯がほしい」
種梨 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
されば新婚しんこんむこに神水をそゝぐ当社たうしや神秘しんひとぞ。