“湯灌場”の読み方と例文
読み方割合
ゆかんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……まだ、そう大して時刻もたっていない、三枚駕籠さんまいで行ったら湯灌場ゆかんばあたりで追いつけるかも知れねえ。……おい、ひょろ松、これから棺桶はやおけの取戻しだ。
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
長屋の人たちはこの処を大久保おおくぼ長屋、また湯灌場ゆかんば大久保と呼び、路地の中のやや広い道を、うま背新道せしんみちと呼んでいた。道の中央が高く、家に接した両側が低くなっていた事から、馬の背にたとえたので。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「津賀閑山? 湯灌場ゆかんば買いね」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)