“壻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むこ95.0%
ムコ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎の高祖父輔之は男子がなくて歿したので、十歳になるむすめ登勢にむこを取ったのが為隣である。為隣は登勢の人と成らぬうちに歿した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かみの氏子、堀の内にてよめをむかへ又はむこをとりたるにも、神勅しんちよくとてむこに水をたまはる、これを花水祝はなみづいはひといふ。毎年正月十五日の神㕝じんじ也。
大伴の家のは、表向きムコどりさへして居ねば、子があつても、斎き姫は勤まる、と言ふ定めであつた。今の阪郎女は、二人の女子ヲミナゴを持つて、やはり斎き姫である。此は、うつかり出来ない。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)