“ムコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:むこ
語句割合
25.0%
25.0%
婿25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又さうした夫婦関係をも言ふ様で「ムコのうちは——や」などゝも使ひます。おいによおぼお(老い女房)の略語なる事は勿論です。おい(連用)おゝ(終止)の二つの活用は見られます。
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大伴の家のは、表向きムコどりさへして居ねば、子があつても、斎き姫は勤まる、と言ふ定めであつた。今の阪郎女は、二人の女子ヲミナゴを持つて、やはり斎き姫である。此は、うつかり出来ない。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
女盛りをまだ婿ムコどりなさらぬげの郎女さまが、其力におびかれて、この当麻タギマまでお出でになつたのでなうて、何でおざりませう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そこに仲蔵・松助の長兵衛の差異は出て来るのである。似せムコや、惚れ薬の役々は、三枚目の役どこであるが、若殿や、つゝころばしのやつしは、立役候補の二枚目に限る喜劇である。