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『月夜車』
ふりがな文庫
『
月夜車
(
つきよぐるま
)
』
宴會と云ふが、優しい心ざしの人たちが、なき母親の追善を營んだ、其の席に列なつて、式も盞も濟んだ、夏の夜の十時過ぎを、袖崎と言ふ、………今年東京の何某大學の國文科を卒業して、故郷へ歸省中の青年が山の麓を川に添つて、下流の方へ車を走らして歸つて …
著者
泉鏡太郎
著者
泉鏡花
初出
「毎日電報」1910(明治43)年3月6日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
私
(
てまへ
)
大
(
いか
)
徒
(
てあひ
)
寂
(
じやく
)
地方
(
ゐなか
)
逢
(
あは
)
一時
(
あるとき
)
生
(
うま
)
茫
(
ばつ
)
下
(
さ
)
蹲
(
うづく
)
下
(
おろ
)
多
(
いか
)
蹲
(
つくば
)
母樣
(
おつかさま
)
退
(
すさ
)
上
(
うへ
)
下
(
さが
)
一寸
(
ちよいと
)
否
(
いゝえ
)
可哀
(
あはれ
)
衆
(
しう
)
前
(
まへ
)
道理
(
もつとも
)
坊
(
ぼつ
)
外
(
はづ
)
仰向
(
あをむ
)
嶮
(
けはし
)
乘客
(
きやく
)
上
(
あ
)
御緩
(
ごゆつく
)
咳
(
しはぶき
)
唯
(
と
)
通
(
とほ
)
思掛
(
おもひが
)
亡
(
なく
)
急
(
きふ
)
願掛
(
ぐわんが
)
遊蕩
(
のら
)
言
(
ことば
)
女
(
をんな
)
劃
(
くぎ
)
仰
(
あふ
)
家
(
いへ
)
車夫
(
わかいしゆ
)
目通
(
めどほり
)
何
(
な
)
抱
(
かゝ
)
酌
(
しやく
)
書物
(
しよもつ
)
大
(
おほ
)
踊
(
をどり
)
故郷
(
こきやう
)
救
(
すくひ
)
父
(
ちゝ
)
鈴
(
すゞ
)
方
(
はう
)
清水
(
しみづ
)
御聲
(
おこゑ
)
心
(
こゝろ
)
盞
(
さかづき
)
志
(
こゝろざ
)
町中
(
まちぢう
)
通過
(
とほりす
)
寂然
(
しん
)
遊廓
(
いうくわく
)
待合
(
まちあ
)
荒
(
あ
)
草場
(
くさつぱ
)
懸
(
かゝ
)
成
(
なり
)
包
(
つゝ
)
道理
(
だうり
)
扇子
(
あふぎ
)
前
(
ぜん
)
坊
(
ばう
)
上
(
あが
)
遠灯
(
とほあかり
)
指
(
ゆび
)
引外
(
ひきはづ
)
描
(
ゑが
)
搖
(
ゆら
)
全
(
まつた
)
斜
(
なゝめ
)
入
(
はひ
)
頂
(
いたゞ
)
覺
(
さ
)
梟
(
ふくろふ
)
何
(
なに
)
川縁
(
かはべり
)
些
(
ちつ
)
響
(
ひゞ
)
稼業
(
かげふ
)
此
(
これ
)
人通
(
ひとどほ
)
母親
(
はゝおや
)
註文
(
ちうもん
)
預
(
あづか
)
灌
(
すゝ
)
下
(
お
)