“遊廓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうかく64.6%
くるわ27.1%
いうくわく4.2%
さと2.1%
あそび2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵馬は、ふと、こんなことを思い出して、いて袖を振り放そうとしないうちに、もう遊廓ゆうかくの一町ほど手前まで来てしまいました。
およそ、親と名のつく者なら、わが子が遊廓くるわへ行くなどと聞けば、それがたとい客の前であろうと、友達の前であろうと、にがり切って
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この四百圓は七ヶ月の間に七百圓にふえたこと、で、それを消すために、つひに長野縣上田市の遊廓いうくわく、M樓へ女郎として送られたこと。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
喧嘩沙汰は年中のことだし、血なまぐさいものを、秘密裡にまた迅速に、処理してしまうことにもこの遊廓さとの者は馴れていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ふむ、遊廓あそびには行くかな。」
マルクスの審判 (新字旧仮名) / 横光利一(著)