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遊廓
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さと
ふりがな文庫
“
遊廓
(
さと
)” の例文
喧嘩沙汰は年中のことだし、血なまぐさいものを、秘密裡にまた迅速に、処理してしまうことにもこの
遊廓
(
さと
)
の者は馴れていた。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
貴方はそれでよいじゃろが、
汚
(
むさ
)
い
身装
(
みなり
)
をしていては、
綺羅
(
きら
)
やかな
遊廓
(
さと
)
の席に、
雑巾
(
ぞうきん
)
が置いてあるように見ゆるではないかの。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世事の
憂
(
う
)
いこと
醜
(
むさ
)
いこと、すべてを忘れて、一
刻
(
とき
)
でも半夜でも、綺麗事につつまれて、さらりと屈託を捨てて来るのがあの
遊廓
(
さと
)
でござりまするがの。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“遊廓”の解説
遊廓(ゆうかく)は、公許の遊女屋(女郎屋)を集め、周囲を塀や堀などで囲った区画のこと。遊郭とも。
(出典:Wikipedia)
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
廓
漢検準1級
部首:⼴
14画
“遊廓”で始まる語句
遊廓前
遊廓外
遊廓通