“御聲”のいろいろな読み方と例文
新字:御声
読み方割合
おんこゑ40.0%
みこゑ40.0%
おこゑ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そばには可愛かはゆちご寐姿ねすがたみゆ、ひざうへには無情むじやうきみれを打捨うちすたまふかと、殿との御聲おんこゑあり/\きこえて、外面そともには良人をつともどらんけたるつきしもさむし、たとへば良人をつといま此處こゝもどらせたまふとも
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
我は殆ど歌ふところのものゝ即ち神の御聲みこゑにして、我身の唯だ此聲を發する器具に過ぎざるを覺えき。時に廣座の間せきとして人なきが如く、處々にきれもて涙を拭ふものあるを見る。
ともさん。)といまおつしやつてくださいました、御聲おこゑが、御新姐樣ごしんぞさまそつくりで、——友造ともざうむね充滿いつぱいりました。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)