“巾”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きれ59.2%
はば21.4%
はゞ5.1%
ずきん4.1%
きん3.1%
きぬ2.0%
てふき2.0%
ぎれ1.0%
づきん1.0%
まき1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“巾”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲75.0%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学21.4%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語7.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
主人とお嬢さんとの膝に掛けるきれが、こうとりの形に畳んである、その嘴のところに、薄赤の莟を一つづつ挾んだ。
薔薇 (新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
ブドリも心配してついて行きますと、主人はだまってきれを水でしぼって、頭にのせると、そのまま板の間に寝てしまいました。
グスコーブドリの伝記 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
その一本の曲がり木が、磯五には、はばの広い板のように見えて、若松屋惣七のすがたが隠れてしまうような気がした。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
第一に孤蝶子——馬場氏が日記の中ではばをきかしている——先生の熱心と、友愛の情には、女史も心を動かされた事があったのであろう。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
ひたひからあぎとけて、なが三尺さんじやくくちからくちはゞ五尺ごしやく
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こゝろ一ぱいにがまゝをとほしてはぬはゞをもひろげしが
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
欄干の下を一艘の小舟が通って往ったが、舟の中には二人の黒いずきんをつけて白い服を著た美少年が乗っていた。
緑衣人伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それは黄なずきんかぶり鶴の羽で織ったしょうを着た、巌壁のそびえたったような道士姿であった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
迷惑のともがら。目を覆うきんを去れ。2320
きん木槿むくげをはさむ琵琶打びわうち 荷兮
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「あなた!」とさながらきぬを裂くような声で、倒れている松女が叫んだのは、主馬之進が階段を上り尽くし、二階へ現われた時であった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
白鯉しろこいうろこを以て包んだり、蜘蛛くもの糸を以て織りなした縮羅しじらきぬを引きはえたり、波なき海をふちどるおびただしい砂浜を作ったり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かきの下に紅いてふきの落ちているのが見えた。
西湖主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
婢に訊くと婢はあかてふきを出していった。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
繃帯ほうたい法。巻軸帯まきじくおび、繃帯ぎれ、……
たね子の憂鬱 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
同時どうじに、づきんきものえてつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『摩訶僧祇律』七に雪山水中の竜が仙人の行儀よく座禅するを愛し七まき巻きて自分の額で仙人のうなじを覆い、食事のほか日常かくするので仙人休み得ず身体くたびれせて瘡疥を生ず