“巾幗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんかく50.0%
きんくわく33.3%
きんこく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尤(もっと)も右に述べたのは、皆新聞紙上に表れた者のみであるから、勿論吾人の視聴に触れない、幾多の巾幗(きんかく)登山者があったに相違ない。
女子霧ヶ峰登山記 (新字新仮名) / 島木赤彦(著)
彼女は実に一箇巾幗(きんくわく)の身を以て、深窓(しんそう)宮裡(きゆうり)花陰の夢に耽(ふけ)るべき人乍(なが)ら、雄健の筆に堂々の議論を上下し、仏蘭西(フランス)全国の民を叱咤(しつた)する事、猶(なほ)猛虎の野に嘯(うそぶ)くが如くなりき。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
憤慨の念燃ゆるばかり、遂(つい)に巾幗(きんこく)の身をも打ち忘れて、いかでわれ奮い起ち、優柔なる当局および惰民(だみん)の眠りを覚(さま)しくれでは已(や)むまじの心となりしこそ端(はし)たなき限りなりしか。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)