“巾著”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんちゃく80.0%
きんちやく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一は栓じいさんの運気を取逃がさねえためだ。第二は夏三爺かだんなから出る二十五両の雪白々々シュパシュパの銀をそっくり乃公おれ巾著きんちゃくの中に納めて一文もつかわねえ算段だ
(新字新仮名) / 魯迅(著)
大きくて見事な茄子のある時はかめ甲焼こうやきにします。これは巾著きんちゃくなどというのでは出来ません。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
と、独語ひとりごとをいつた。そばにゐてそれを聞きつけたある人が理由わけを聞くと、老人ははじめて巾著きんちやくの様につぼんだ口を開いた。
社長はかういつて、わざ/\紐のゆるんだ巾著きんちやくのやうな笑ひ顔をしてみせた。