“巾着頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんちゃくあたま75.0%
きんちやくあたま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巾着頭きんちゃくあたまの、髪を綺麗に分けているので、小鬢こびんのところに白髪が二三本生えているのを気に止めなければ、それほどの歳のようには見えない。
蘿洞先生 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「うんにゃ、俺はお前が好きだ。その剽軽な巾着頭きんちゃくあたま、そいつを見ていると好い気持になる」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それは平次の息のかゝつた下つ引の一人で、若くて少し無鐵砲むてつぱうで、恐れを知らない巾着頭きんちやくあたまです。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
淀橋の叶屋かなふやにやつた湯島の吉が、巾着頭きんちやくあたまを振り立てて歸つたのは二日目の晝過ぎ。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)