“きんちゃくあたま”の漢字の書き方と例文
語句割合
巾着頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巾着頭きんちゃくあたまの、髪を綺麗に分けているので、小鬢こびんのところに白髪が二三本生えているのを気に止めなければ、それほどの歳のようには見えない。
蘿洞先生 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「うんにゃ、俺はお前が好きだ。その剽軽な巾着頭きんちゃくあたま、そいつを見ていると好い気持になる」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「泉ちゃんの顔を見てると、おれはそう思うよ。よくそれでもこれまでに大きくなったものだと思うよ」とた岸本が言った。「幼少ちいさい時は弱い児だったからねえ。あの巾着頭きんちゃくあたまが何よりの証拠サ。 ...
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)