“宮裡”の読み方と例文
読み方割合
きゆうり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は実に一箇巾幗きんくわくの身を以て、深窓しんそう宮裡きゆうり花陰の夢にふけるべき人ながら、雄健の筆に堂々の議論を上下し、仏蘭西フランス全国の民を叱咤しつたする事、なほ猛虎の野にうそぶくが如くなりき。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)