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嘯
読み方 | 割合 |
うそぶ | 95.6% |
うそ | 1.5% |
ウソブ | 1.5% |
うそぶき | 0.7% |
ウソフ | 0.7% |
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而るに
形躯を
変幻し、
草に
依附し、
天陰り雨
湿うの
夜、月落ち
参横たわるの
晨、
梁に
嘯いて声あり。其の
室を
窺えども
睹ることなし。
というよりは、うつつに、
扇を
袴の前で
弄びながら、そら
嘯ぶいていたといったほうが近い。
まるで、
潜きする
海女が
二十尋・
三十尋の
水底から浮び上つて
嘯く樣に、深い息の音で、自身明らかに目が覺めた。
父母のおん為に。経の
偈文を
謄写して。前なる山川におし流し。春は花を
手折て。仏に
手向奉り。秋は入る月に
嘯て。
坐に
西天を
恋めり。
まるで、
潜きする
海女が
二十尋・
三十尋の
水底から浮び上つて
嘯く樣に、深い息の音で、自身明らかに目が覺めた。