“謄写”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうしゃ70.0%
うつ10.0%
かきうつ10.0%
すきうつし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて森田節斎の「項羽本紀」の講義に参ず。これよりして「項羽本紀」を手ずから謄写とうしゃするものおよそ四回、随って批し随って読む。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
用いてそのまゝに謄写うつしとりて草紙そうしとなしたるを見侍みはべるに通篇つうへん俚言りげん俗語ぞくごことばのみを
怪談牡丹灯籠:01 序 (新字新仮名) / 坪内逍遥(著)
父母ちゝはゝのおん為に。経の偈文げもん謄写かきうつして。前なる山川におし流し。春は花を手折たをりて。仏に手向たむけ奉り。秋は入る月にうそぶきて。そゞろ西天にしのそらこふめり。
しかれども肉眼にくがんのおよばざる至微物こまかきものゆゑ、昨日きのふゆき今日けふの雪も一ばう白糢糊はくもこなすのみ。下のは天保三年許鹿君きよろくくん*1高撰雪花図説かうせんせつくわづせつところ雪花せつくわ五十五ひんの内を謄写すきうつしにす。ゆき六出りくしゆつなす