“雪花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆき40.0%
せっか20.0%
せつくわ20.0%
ゆきばな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時によっては好い景色とも見られるであろうが、午後から何だか、寒さが増して陰気な空模様に変ったと思っていたら、雪花ゆきがちらりちらり散って来た。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
南は富士の山、北は金峰山、名にし負う甲斐の国の四方を囲む山また山の姿を一つも見ることはできないので、ただ霏々ひひとして降り、繽紛ひんぷんとして舞う雪花せっかを見るのみであります。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかれども肉眼にくがんのおよばざる至微物こまかきものゆゑ、昨日きのふゆき今日けふの雪も一ばう白糢糊はくもこなすのみ。下のは天保三年許鹿君きよろくくん*1高撰雪花図説かうせんせつくわづせつところ雪花せつくわ五十五ひんの内を謄写すきうつしにす。ゆき六出りくしゆつなす