“月雪花”の読み方と例文
読み方割合
つきゆきはな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
國々へひろめんとて又々諸國武者修行むしやしゆぎやうこゝろざし旅立たびだちせんと云に半四郎は是をとゞめ最早御老年の御事此上の御修行にもおよぶまじければ是までの如く當所たうしよおはして以後は月雪花つきゆきはなながめともとなし老を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むかしおとこありけるという好男子に由縁ゆかりありはらの業平文治なりひらぶんじがお話はいざ言問わんまでもなくひなにも知られ都鳥の其の名に高く隅田川すみだがわ月雪花つきゆきはなつに遊ぶ圓朝えんちょうぬしが人情かしら有為転変ういてんぺんの世のさま
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
和歌の上手なりしその祖母及び今も變らず月雪花つきゆきはなの折にふれては詠み出づる母を見眞似て、われは假名文字のふみ多く好みて讀みしが、初めて三十一字の歌つくりならひしも十二三の頃にかありけん。