“月末”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきずえ50.0%
げつまつ22.7%
つきずゑ18.2%
つきすえ4.5%
つきすゑ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永「何うしたって、それは知れる、忘れもしない十三年あと、九月の月末つきずえからお前の処へわしも足を近く通った、私は水司又市だが忘れたかえ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
つきかはつてからさむさが大分だいぶゆるんだ。官吏くわんり増俸ぞうほう問題もんだいにつれて必然ひつぜんおこるべく、多數たすううはさのぼつた局員きよくゐん課員くわゐん淘汰たうたも、月末げつまつまでほゞ片付かたづいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それに、月末つきずゑだつてもうちかいんだし、なにもそんなあつてもなくつてもいい壁掛かべかけなんかをいまひになることないぢやありませんか
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
十六日、十七日とだんだん月末つきすえになる程、減って行くという。また月が変ると月初めからぼつぼつとえて、十五日になると充分じゅうぶん満ちてしまうという訳でちょうど日に関係をして居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
仰付おほせつけられたり尤も當年十二月もはや月末つきすゑこと歳暮せいぼかた/″\來春の御用はじめまで嘉川家の一件は御さし置との事にて何方も歳暮せいぼ又は新年のことぶ賑々敷にぎ/\しく御用も多ければ其うちに正月も立て早二月となりしにぞ近日きんじつ嘉川家の一條も吟味に取りかゝらんとの事どもなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)