“壁掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かべかけ60.0%
かべが20.0%
タペストリ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、月末つきずゑだつてもうちかいんだし、なにもそんなあつてもなくつてもいい壁掛かべかけなんかをいまひになることないぢやありませんか
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
鶯色うぐいすいろ緞子どんす垂幕たれまく、「美人戯毬図びじんぎきゅうず」とした壁掛かべがけの刺繍ししゅう、さては誤って彼がふちいた花瓶までが、かつて覚えていたと同じ場所に、何事もなかったかのように澄しかえって並んでいたのだった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
グリザイユの天井とゴブランの壁掛タペストリで装飾され、其処にも誇らしげに胸を張った彼女の肖像画を見た。
パリの地下牢 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)