“嘗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
59.4%
かつ29.4%
6.3%
かつて1.8%
なめ0.8%
こころ0.4%
カツ0.4%
なむ0.3%
こころむ0.1%
こゝろ0.1%
しやぶ0.1%
しょう0.1%
すす0.1%
なア0.1%
にへ0.1%
ねぶ0.1%
まえかた0.1%
ニヘ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八重ちゃんは空になったスプーンをめながら、今の男と別れたいわと云っている。どんな男のひとと一緒になってみても同じ事だろうと私が云うと、
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
かうふのは、わるくすると突然いきなりふんづかまへてへそひねりながら返事へんじのかはりにめやうもれぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
次に鯉坂君がどんな研究題目を選ぶかを例をもって説明しますならば、彼はかつて、人間の身体を流れて居る赤血球の目方をはかることを企てました。
新案探偵法 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
狼児らうじ狼狽らうばいしてことごと遁失にげうせ、又或時は幼時かつて講読したりし、十八史略しりやくちゆうの事実
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
その時も、私は、大使の場合と似た感銘を受けましたが、その上、彼女は私に、つて経験したことのない理想的な肉体美の感触を与えて呉れました。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いや、つては、長崎の町にはびこつた、恐しい熱病にとりつかれて、七日七夜の間、道ばたに伏しまろんでは、苦みもだえたとも申す事でござる。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
彼の僕等に対するや、いまかつて「ます」と言ふ語尾を使はず、「そら、そこを厚くてるんだ」などと命令することしばしばなり。
病牀雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
(二百四五十帋の自筆なり)かつて梱外こんぐわいいださゞりしを、狂哥堂真顔翁珎書ちんしよなれば懇望こんまうしてかの家より借りたる時亡兄ばうけいとともによみしことありき。
双方のびやかにお茶をなめてお菓子を嗅いで眼や口を細くして語り合いながら、お互いの鼻同志はとっくに気がさし合ってウンザリしている。いい加減シビレが切れたところで、
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「何でえ、支倉が何でえ。あんな野郎になめられてこの俺様が黙って引込んでられるけえ。さあ来い。うむ、支倉が何でえ」
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
王曰く、たま/\新瓜しんかを進むる者あり、けいと之をこころみんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
世高はその索に手をやってちょっと引きこころみてからのぼって往った。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
カツテ本藩ヲ脱スル者及佗藩ヲ脱スル者 海外ノ志アル者此隊ニ入ル
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
羞顔シュウガンイマカツテ開カズ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いかなる非運に際して辛苦しんくなむるもかつて落胆らくたんすることなく、家のため主公のためとあれば必敗必死ひっぱいひっし眼前がんぜんに見てなお勇進ゆうしんするの一事は
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しからざればわずかに利潤の糟粕そうはくなむるのみ。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
因ってその不浄を捨てに行くはこを奪いこころむるに、丁子ちょうじの煮汁を小便、野老ところに香を合せ大きな筆管を通して大便に擬しあったので、その用意の細かに感じ、いかでかこの人に会わずしてはやみなんと思い迷うてこがれ死んだと見ゆ。
すべて謝肉祭に連りたるたのしみをば、つゆのこさずしてこゝろみんと誓ひたればなり。
骨でも掘つて来てしやぶつてるが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
私は宇野君の報告だけでは満足できず、シナでしょうといっている祭がどうなっているか、シナの民間にも収穫に伴う物忌みの儀式があるかどうか知りたいと思っていたところ、近ごろやっと米についても、マンハルト説と同じような法則のあることが判ってきた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
四時の新味は先づ祖先の廟にすすめ(『禮記』少儀)、一家の大事は必ず祖先の廟に告げる。
なアめた なんの味
小さな鶯 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
ここに速須佐の男の命、天照らす大御神に白したまひしく、「我が心清明あかければ我が生める子手弱女たわやめを得つ。これに因りて言はば、おのづから我勝ちぬ」といひて、勝さびに天照らす大御神の營田みつくた離ち、その溝み、またその大にへ聞しめす殿にくそまり散らしき
「何が入つたんやろ、しつこいえな。どないしまほ。舌でねぶつて見まほか。」
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
——そしてこの歌は、どうしてもまえかたどこかで聞いたことがあるように思われる。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
鳰鳥ニホドリの葛飾早稲ワセニヘすとも、そのカナしきを、に立てめやも(同)
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)