“落胆”のいろいろな読み方と例文
旧字:落膽
読み方(ふりがな)割合
がっかり53.8%
らくたん29.9%
がつかり11.1%
きおち2.6%
がっか1.7%
がつか0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“落胆”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸6.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
津村は落胆がっかりした。やはり真弓は頭がどうかしているんだ。村井はどうだと云わんばかりに、冷然と津村の顔を眺めながら、
山「うん、船は着いたがういゝと思うと落胆がっかりして死ぬものだから、何処の島へ着いても気をしっかり持っていねえよ」
私は親友を落胆らくたんさせるに忍びず、もう少しよくなるまで、彼のピアニストとしての生涯が終わったことを、伏せておこうとした。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
士官たちのなげき! けれども当のエム大尉はすこしも落胆らくたんしないのみか、にっこりとしておりました。
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
信吾の帰つた後の智恵子は、妙に落胆がつかりして気が沈んだ。今日一日のおのが心が我ながら怪まれる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼は落胆がつかりして吐息をついた。持つてゐたくはが彼の手から滑り落ちて、力なく地べたに倒れた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
裸体はだか武兵衛は落胆きおちした声で情なさそうに呟いた、数馬もうれいを含んだ声で、
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
専斎は今日は言葉少い。ひどく落胆きおちしているらしい。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今度は流石に落胆がっかりして四郎は足を止めましたが、併し何うにも名残惜くて引っ返えす気にもなりませんでした。
天草四郎の妖術 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
退儀たいぎ身体からだを無理に動かす割に、頭の中は少しも動いてくれないので、また落胆がっかりして、ついには取り放しの夜具の下へもぐり込んで、人の世を遠ざけるように、眼を堅くつぶってしまう事もあった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
タフトの顔には幾らか落胆がつかりした色が見えた。正直者の大男は、子供心にも俺が前の大統領だといふ事を知つてゐてお辞儀するのだなと思つてゐたのだ。