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落莫
ふりがな文庫
“落莫”の読み方と例文
読み方
割合
らくばく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らくばく
(逆引き)
家も住む人がなくなって売屋敷となっておるその
落莫
(
らくばく
)
の感じのするところのものを、天然も冬枯れておる木立の中に尋ね入るのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
彼はその
当座
(
とうざ
)
どこへ行っても、当然そこにいるべき母のいない事を見せられると、必ず
落莫
(
らくばく
)
たる空虚の感じに圧倒されるのが常であった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
という流言は、ほんの一時にせよ、
魔符
(
まふ
)
のように、武田陣のあいだに広まり、みるみるうち
落莫
(
らくばく
)
たる気落ちの色が全軍を
蔽
(
おお
)
った。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
落莫(らくばく)の例文をもっと
(32作品)
見る
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
莫
漢検準1級
部首:⾋
10画
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