“落膽”のいろいろな読み方と例文
新字:落胆
読み方割合
がつかり63.6%
らくたん31.8%
がつか4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヘレン・バーンズはこゝにゐなかつたし、何も私を支へてくれるものはなかつた。たつた一人になつて、私は落膽がつかりしたのだ。涙は床板ゆかいたぬらした。
そしてそれが原因げんいん洞穴ほらあな研究けんきゆうをして、これを學界がつかい發表はつぴようしましたが、當時とうじたれしんずるものがなく、サウツオラは失望しつぼう落膽らくたんし、殘念ざんねんおもひながらんだのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
退儀たいぎ身體からだ無理むりうごかすわりに、あたまなかすこしもうごいてれないので、また落膽がつかりして、ついにははなしの夜具やぐしたもぐんで、ひととほざけるやうに、かたつぶつて仕舞しまこともあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)