“當時”のいろいろな読み方と例文
新字:当時
読み方割合
たうじ68.3%
とうじ9.8%
そのかみ7.3%
いま4.9%
ソノカミ4.9%
そのころ2.4%
このころ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しのぐ事あたはざるもの飢餲きかつにうれふるものには其金銀を與へてくるしみをのぞき給ひしが當時たうじのありさまを見るにさしてこゝ一日人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかしこの骨角器こつかくきは、當時とうじにおいてはそのすうがたくさんあつたことでせうが、くさやすいために石器せつきのように今日こんにちおほのこつてをりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
その太后息長帶日賣の命は、當時そのかみしたまひき。
それを埋めやうとて雷神虎が盆筵の端についたが身の詰り、次第に惡るい事が染みて終ひには土藏やぶりまでしたさうな、當時いま男は監獄入りしてもつそう飯たべて居やうけれど
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
當麻路に墓を造りました當時ソノカミ、石を搬ぶ若い衆にのり移つたタマが、あの長歌を謳うた、と申すのが傳へ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
なし直樣水呑村へとぶが如くに參りし故あとの事は一向に心得申さずと云ふ然るに當時そのころ石川安五郎の一件駿府町奉行にて取調とりしらべられ彌々いよ/\大門番の重五郎は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たゞし當時このころ下女げぢよひさ病死びやうしよつ名前なまへこれなし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)