“名前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまへ40.5%
なまえ35.7%
なめえ19.0%
イニシャル2.4%
セブラ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この埴輪はにわといふ言葉ことばはにといふのは粘土ねんどといふことで、といふのはかたちならべることから名前なまへだといふことであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
こといたものに敬服けいふくしてゐたM、K名前なまえつてゐるだけで、わたしには、初対面しよたいめんであつたが、すこしも気取きどらない、ヒユモリストであるので
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
深川の櫓下やぐらしたに居たって、名前なめえはおしずさんと云って如才じょさいねえ女子あまっこよ、年は二十二だと云うが、口の利き様はうめえもんだ、旦那様が連れて来たゞが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今も尚行方をくらましている者らしい事は、預金の取り扱い方と、手荷物の皆新しい事と、着物にも帽子にも名前イニシャルが付いていない事と、手紙の類を一通も出さず
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
名前セブラを連ねた。
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)